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ディープ・インパクト

皆さんは「ディープ・インパクト」(監督ミミ・レダー、出演 ロバート・デュバル ティア・レオーニ イライジャ・ウッド他)というアメリカ映画を既に見られたでしょうか。1998年に日本で公開されたこの映画は多くの人に感動を与えました。
以下はその映画の紹介からの抜粋です。

巨大彗星は、長く尾を引いて夜空を渡り、天空でもっとも美しいものに数えられる。 だが彗星は古代から災害と関係づけられていた。
科学の進歩で彗星に対する古来らの恐怖は消え去ったが、いつ隕石の衝突がおこるかはまったく予測できない。
ある彗星が地球に衝突する軌道に乗り、地球に衝突すれば全人類は消滅するかもしれないことを科学者が発見する。
独立した3つの話を通して、究極の大異変、文字どおりの世界の終末が人類にもたらされる。出世街道を走る若手テレビリポーターが、
人生を歩みだしたばかりのティーンエイジャー・カップルが、
そして彗星を軌道から逸らす決死の任務につく宇宙飛行士チームが、
同じ問題に直面する。
そう、そればかりか『ディープ・インパクト』では誰もがこの問題に直面するのだった。
人生最後の年を迎えるとしたら、人はどんな行動をとるだろう。
残された時間をどう生きるか。
死に直面して、下さなくてはならない人生の選択。
地球始まって以来のインパクト<衝撃>が、文明と人間に襲いかかる!
(映画紹介の記事より)

数ヵ月後に巨大彗星が地球に衝突することが分かり、人類滅亡の時が刻々と迫る中で、一人一人がどのように振る舞うのか。
そこで描かれる様々な人間ドラマは、多くの人に感動を与えました。
このエクササイズは、この映画「ディープ・インパクト」のように、皆さんの人生に「深い衝撃」を与えるかもしれません。
「人生において大切なものは一体何なのか」 この問いを人は繰り返し自らに投げかける必要があります。
この問いかけを真摯に自らに投げかけ、そして返ってくる答えに基づいて生活を組み立てて行く時、人生は煮詰まって行きます。
煮詰まることであなた自身が結晶化して行くのです。
このようなエクササイズにはとても大きな意味があります。決して緊張することなく、しかし真摯に、誠実に、このエクササイズに取り組んでみて下さい。

ステップ1

ある日、テレビで緊急ニュースが放映されます。
そのニュースの中で、一週間後に巨大彗星が地球に衝突し、地球上のほとんど全ての生命が危機にさらされることが明らかにされます。
しかし、政府はこの事態に備えて、現代版「ノアの箱舟」とも言える地下シェルターを極秘裏に建設していました。
選ばれた百万人の人々だけがそこに入り、危機を避けることができます。
そして、あなたはその地下シェルターに入ることができる幸運を手にしました。
この幸運を、その喜びと安心感をたっぷりと味わって下さい。

ステップ2

さらに、あなたにとって「愛する家族・親族」と呼ぶに値する血縁者、伴侶、親族をあなたは地下シェルターに入れることができます。
あなたがこの地下シェルターに入れてあげたいと思う家族の名前を実際に書き記してみて下さい。注)ここで言う「家族・親族」とは、血縁者(両親、子供)、妻、夫、愛人、恋人、さらには親戚のことを指します。
そして、「愛する家族・親族と共に生き残れる可能性がある」というこの幸運を、その喜びと安心感をたっぷりと味わって下さい。

ステップ3

さらにあなたの知人・友人の中であと五人の人間をそのシェルターに入れることが可能であることが告げられます。
さあ、あなたの家族・親族以外で、一体誰を選ぶでしょうか。
「家族・親族以外の5人の人間として誰を箱舟に乗せるのか」この問いかけを自分自身に投げかけてみて下さい。そして浮かんできた人の名前を書き出してください。
十人程度思いつくままに書き出して、それから絞りこんでいっても良いでしょう。

ステップ4

シェルターに入れる5人が確定したら、その5人宛てに手紙を書きます。「人類滅亡の日が迫り、家族と自分はその災厄を逃れることができる。
そして私は家族以外に5人の人間を助けることができる」このような設定の中で、その5人の内の一人として、あなたの顔が浮かびました。
その5人の中の一人に私はあなたを選びました。
あなたと何か創造的なことをできたら、と思っています。
上記のような内容を盛り込んだ手紙を5人の一人一人に向けて書いてみて下さい。
書き上げたら、その相手の宛名と住所を書いた封筒にその手紙を入れ、封をします。
但し、この書いた手紙を出すかどうかは、あなたの手に委ねられています。

無理に投函する必要はありません。
投函することで人の心を傷つけたり、何か問題が起こると考えられるのであれば、自分で保管していても、あるいは破棄しても構いません。
自分の内側にある真摯な相手に対する思いと出会うために、このエクササイズは組みたてられています。
あなたがあなた自身とより深く出会うための機会です。
相手に対するあなたの愛を、思いを、この手紙にぶつけてみて下さい。

感想1 篠田聡(仮名 治療師 36歳)

自分の恩師にあたる人に対して次のような手紙を書きました。

「世界が滅亡の時を迎え、家族以外にあなたは五人の人間の命を救うことができます。誰を選ぶでしょうか」
あるセミナーの実習で、この問いを時分に向かって投げかけた時、五人のうちの一人に先生の顔が浮かびました。
私は今、先生が私の中に占める位置について思いを巡らし、そして「先生の顔が浮かんだ」という事実を見つめています。
先生が私に今まで様々なチャンスを与えてくれたこと、そこに名が得る先生から私への愛に気づかされています。
先生、また語り合える場を持ちたく思います。そして何か創造的なことを先生と私の間で生み出して行きたく思っています。
感謝を込めて。

そして実際にこの手紙を送りました。本当にどきどきしました。
するとすぐ電話がかかってきて「いや~、照れるな~」という先生からの声。
お互いに照れあってしまいましたが、早速会う約束をしました。
会うのが「嬉し、恥ずかし」という感じです。

感想2 須藤祐子(仮名 放送局勤務 28歳)

選んだ5人の共通点を列挙してみると以下のようになります。
1 真実の人。
2 偽らない人。
3 意味のある人。
4 覚悟が出来てる人。皆死ぬときじたばたしない。静かに受け入れられる人である。
5 私の気持ちを理解してくれる人。
6(書いてみて思ったのは)本当に世話になった人である、ということ。

【手紙を書いている最中気づいたこと】
1 私は人生の師匠に会ったり、私の真実を語れる人、そして意識が自分よりも高い人に会って感銘を受けたい、気づきたいと強烈に思っている。
2 真剣に手紙を書くと、気づきがやってきます。普段の無意識な自分の密度の薄い言動に反省しました。「言葉」をこれほど大切に思ったことはありません。

【手紙を書き終わって】
ふだんものを見る眼(センス)のない私も、物事や人を真摯に見る良いチャンスとなりました。
家族以外の五人に絞る時、見えてくる「本当のこと」がある、と思いました。
書いた「内容」の中に気づいたことがたくさんありました。
「こんなことを自分が書けるなんて」と驚きました。

主にその人たちへの
1 感謝
2 後悔
3 愛
4 愛されていること
5 その人達からみた自分
6 自分がどんな人間か?
7 その人達に何をしてきたか?
8 好きな人を見つめる自分の「眼」

これらのことに気づかされました。やってみて本当によかったです。

感想3 粟田紀子(仮名 家事手伝い 24歳)

選んだ人たちを見ると、「自分がハートの内に感じる人達」ということが、選んだ理由だったような気がします。
なぜ彼らをハートで感じるのか?
この人達に共通しているのは、「自分やその他の人々を蔑んだり、馬鹿にしたりしない誠実さ」が感じられることです。
この誠実さゆえに自分はこの人達を信頼できると感じています。
このような人々へ自分の思いを綴るのは、想いは溢れるものの、文章にするのは骨が折れ、予想以上に時間がかかりました。
しかし、自分の何か大切なものが、生命の息吹のようなものが、少なからず手紙の中に込められているような気がします。

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