「死んだらどうする?」―優先順位がつけられくて、困ったときはチャンス
この本を出版するに至った経緯についてご紹介しましょう。
2010年の10月某日、私は、とあるホテルの一室で一人、くつろぎ、自分を見つめていました。
そして自分自身のやりたいこと、やるべきことについて思いを馳せてみました。
すると、膨大な量の、やりたいこと、やるべきこと、が浮かび上がってきたのです。
「収拾がつかない、優先順位がとても決められない」
そう思った私は、一計を案じました。
「自分は死んでいる」そう思ってみよう、と。
死んでしまったら、もう何もできません。
「やりたいことも、やるべきことも、すべてできない。手も足も出ない」
そんな状態を味わってみました。
そして自分に問いかけてみたのです。
「かりに霊界通信というようなものがあり、心残りのことについて、メッセージを生きている人たちに送れるとしたら…」
するとまず最初に浮かんだのは、「病身の母の行く末」でした。
正直意外でした。私が二歳の時に父と母は離婚し、私は父に育てられました。再会したのは父が死んだ20歳の時です。
そして次に浮かんだのが「妻の身の振り方」でした。
これまた意外でした。(笑)
妻のことをほとんど構わず、好き勝手に生きてきた自分としては…。
しかしこの二つについては、すぐに片が着きました。
母はそこそこの資産を持っているし、妻は自立心も気も強く、私がいなくても、何とかやっていける、と思えたのです。(勝手に片をつけるな!笑)
そして次に浮かんだのが、自分の本の出版だったのです。
実は、随分前から「自分の目指す魂の経済革命」をテーマにした本を出したい、とは思っていました。しかしその思いを封印していたのです。
その時「よし、出版しよう!」と決意しました。
「やりたいこと」と「やるべきこと」が山のようにあって、優先順位がつけられない…。
もしもそんな思いにあなたが襲われた時は、チャンスです!
是非このエクササイズをやってみてください。
あなたの中の意外な真実と、あなたは遭遇してしまうかもしれません。
エクササイズ
「死んだらどうする?―人生を味わい尽くし、噛みしめ尽くす」
ステップ 1
「やりたいこと」と「やるべきこと」を思いつくままに、どんどん書き出してください。
ステップ 2
目を閉じ、からだをくつろがせ、ゆっくりと深呼吸をしてください。
そして自分自身にこう語りかけてください。
「私は死んでしまった。肉体を持っていないので、もう「やりたいこと」も「やるべきこと」もすべて何もできない。
ステップ 3
たまたま残された人にメッセージを送れることが分かりました。
さて、いったい心残りとなることは何でしょうか?
ステップ 4
ステップ3で浮かんできたことを書き留めてください。
ステップ 5
できるだけ早く、思い残したことを、いつ死んでもいいように、実行しましょう。