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未来成就の手紙

さて、この未来成就の手紙を書く際のコツについて説明しましょう。
自分の実現したい目標を成就している、喜びにあふれた自分に向かって手紙を書きます。ここで重要なのは「その未来の自分に今現在のあなたが見られていることに気づく」ことです。
その視線を味わうことです。
その視線に対してくつろぐことです。さらにはその視線に身を委ねることです。
そして十分に味わった後に、その未来の自分に向かって問いかけるのです。
「どうしたらあなたに出会えるでしょうか?」と。

ステップ 1

封筒と便箋と筆記用具を用意して、一人で静かにいられる場所に行って下さい。

ステップ 2

大きく深呼吸を数回して、心と身体をくつろがせて下さい。
そして自分が実現したい目標や目的を一つ選択して下さい。
選択の際に「からだを張ってでもやりたいことは何だろう?」あるいは「からだを張ってでもやるべきだと思えることは何だろう?」という問いかけをしてみると良いでしょう。その問いかけをした時に浮んできたものは、このエクササイズで目標として設定するに値するものである可能性が高いでしょう。
できるだけ切実なものを選ぶことをお薦めします。

ステップ 3

未来の、実現したい願望が成就しているあなたを意識してください。
願いが成就したことで喜びに満ち溢れている自分を意識して下さい。
喜びにあふれている未来のあなたの、その嬉しさが今のあなたに伝わってくるのを感じて下さい。
そして「今あなたはその目的が成就した喜びにあふれている未来のあなたに見つめられている」という事実に気づいてください。
その視線を感じてください、味わってください。
その視線に身をゆだねてください。

ステップ 4

ゆっくりと目を開けて、便箋に手紙を書き始めます。
まず書き出しは、「●●●●が実現して、喜びに溢れている●●●●年●月●日●時●分のあなたへ」といった具合です。
日時に関しては、何時何分まで決めなくても結構です。また日時を書かなくても構いません。
実現する目的・目標ついては、できるだけ具体的に書いて下さい。

例えば、「2005年6月11日資産が五億円になり、商売が大成功し、喜びに溢れている山田一郎様へ」といった風でも良いでしょう。
あるいは、「2004年3月の、幸せな彼氏が見つかり、その男性と結婚し、幸福感と喜びに満ち溢れている恵子ちゃんへ」これでも良いのです。
続いて、
「2003年12月5日午後六時五分の山田一郎より」
と差出人である今の自分の日時と名前を書きます。(これは手紙の末尾に入れても構いません)

さらに、「今私はあなたに見つめられていることを感じています」と実際に書くと同時に、もう一度改めて未来の自分に見られていることを意識し、その視線を味わいます。視線を味わっているうちに感じたこと、想ったこと、気づいたこと等があったら、それらを手紙に書いても良いでしょう。

ステップ 5

そして、未来の自分に向かって、意識の中で問いかけると同時に次のように書いてみて下さい。
「どうしたら私はあなたに出会えるのでしょうか?」と。
 

ステップ 6

この問いかけを行い、未来の自分を感じようとしてみて下さい。
その最中あるいは、少したってから自分の中で浮んできたアイデアや気づき、「こうしてみよう!」と思えたこと、ヒント等があったら、それらを「次のようなことが浮んできました」という書き出しと共に、書き記して、「これらをやってみようと想います」と書きます。
後は最後の挨拶で手紙を締めくくっても良いし、さらに浮んでくるままに手紙を書き続けても良いでしょう。

ステップ 7

あらかじめ用意してあった封筒に、書いた手紙を入れ、封筒の表には、達成時刻が明確な場合には「●●●●年●月●日●時の●●●●様へ」と宛名を書きます。
達成時刻が決まっていない場合は「●●●●が成就している●●●●様へ」とだけ書けば良いのです。
封筒の裏面の差出人の欄には、手紙を書いた時刻と差出人(自分)の名前を書きます。
封筒には実際に封をしてもしなくても構いません。
また、封筒から出して、この手紙を壁など目につくところに貼っておいて、毎日見ること。
この手紙に向かって合掌すること、などをするとより効果的です。

感想 佐藤信二(仮名 会社経営者 40歳)

【ステップ1・2】
「自分がからだを張ってでもやるべきこととは?」
そう問いかけると、浮かんできたのはやはり会社のことです。
小さな会社ですが、自分の子供のようなものです。私はまだ子供に恵まれていないので、特にそう感じるのかもしれません。
その会社の浮沈に関わるソフトウェア開発のプロジェクトがあります。三カ月後には、そのプロジェクトが成功を収めていないと経営は危機に瀕します。
そこで三カ月後にプロジェクトが成功している自分に対して手紙を書いてみました。

【ステップ3~7】
2004年6月1日午後11時の佐藤信二へ
2004年3月1日午後11時の佐藤信二より

私は今本社オフィスで一人、デスクに座っています。
オフィスには私の好きな曲「コーリング・ユー」が流れています。
窓からは美しい夜景が見えます。

今あなたが私のことを見ていることに、私は気づきました。
そしてあなたのまなざしを味わいます。そのまなざしに身を委ねます。
ソフトウェアの開発プロジェクトが成功したあなたの喜びと安ど感が、今の私に伝わってきます。
このプロジェクトは、会社の存亡が懸っています。
どうしたら私はあなたに出会えるのでしょうか?
今そう問いかけたら、「一人で頑張ろうとするな」そんな言葉が浮かびました。
そして「○○さんに相談しなさい」という言葉が聞こえたような気がしました。

あなたを支えている人がいる。
あなたのことを想っている人がいる。
あなたの未来は、あなただけの未来ではない。
あなたを支えている人と、あなたが支えたいと想っている人全ての未来が、あなたの未来でもある。
あなたの人生の全ての瞬間が、彼らの人生とつながっている。
だから、私に見られていることを忘れずに、私への旅を続けなさい。
私はあなたを待っている。

こんな言葉が今浮かびました。
ありがとう。素晴らしい旅の予感を今感じています。

【感想】
こんな言葉が湧いてくる自分に驚いています。何か自分が詩人になったような気がして、恥ずかしいです。
でも、三カ月後の自分の喜びが、本当に伝わってきたように思えました。
胸が熱くなりました。色んなことに気づかされました。
手紙を書いていて浮かんだ○○氏にさっそく会いに行こうと思っています。

【三カ月後の自分から三カ月前の自分への手紙】
未来成就の手紙を書いたせいか、仕事は順調に進み、幾度かの危機はありましたが、無事ソフトウェアをお得意様に納品できました。
そして5月31日の納品を終え、メンバーで打ち上げをした翌日、6月1日午後11時に私は一人会社に残り、手紙に目を通してみました。
手紙を開いた瞬間、戦慄が走りました。
時空を超えて、三カ月前の自分が私を見ている。
そのまなざしを感じ、手紙を読み進むうちに、その当時の自分の不安や迷い、そして三カ月後の自分への真摯な訴えが胸に響いてきました。
そして今日に至るまでの三カ月間の出来事が、生き生きと蘇ってきました。
しばらく放心状態になってしまいました。そして数十分後に何とか筆を執った私は、以下のような手紙を書きました。

2004年3月1日の佐藤信二様へ
今、あなたの手紙を読んで、胸がいっぱいです。手紙を書いてくれて、本当に、本当に、ありがとう。
あなたと私が、今祝い合っている。この三カ月という時間を…。そう思えます。
本当に、本当に、ありがとう。

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